十三湖の詩情 しじみ採りの親子
じじみ採りの親子
十三潟の詩情
青森県西海岸の十三潟は、しじみ貝の宝庫といわれ
湖畔のいたるところで簡単に採取が出来ます。
村人たちは朝の食膳に、或いは夕食にと
好きなときに、すぐ家の裏の湖畔に行ってとってきます。
寫眞は其の時のスナップです
(ジョレンで採った貝をよりわけているところです)
昭和33年5月下旬寫す
ウィンザー35、F3.5 50mm
絞り5.6 100分の1秒 フィルターなし
ネオパンSS、 D76
組写真9枚中4
(父の写真のメモより)
組写真9枚とあるが、父のメモがある他の写真やネガは無かった。
その代わり、同じ時に写したような小さな写真が数枚
後方に映っているのは十三の集落で
強い風を防ぐための高いかっちょ(木の囲い)や茅葺民家も見える
集落や向こうに見える橋の景色から場所は前潟のようだ
十三潟や前潟、いたるところで簡単に採取出来るというのがよく分かる
ジョレンも小型で女性でも扱いやすそう
商売ではなく家庭でのおかずに採るのにちょうど良いのかもしれない
一枚目の写真。まだ小さな女の子が赤ちゃんをおんぶして、しじみ採りの様子を見ている
何処の家でも同じように小さい子をみていた。
写したのが5月下旬というとまだ肌寒さも残る時期
赤ちゃんをくるんでいる綿入りの「ねんねこ」が、温かそうにみえる。
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