2022/12/08

こも編みの材料を集める婦人、夏のこも編み作業など

こも編み 2

夫人が背中に背負っているのは、おそらく、こもを作るための材料と思われる

こも 浜仕事12b


周りの様子から、たぶん浜を歩いているように思うが定かではない


こも 浜仕事12b2


この3枚の写真はバラバラにあって何の繋がりも無いのだけれど

背負っている物がこもの材料の様であること

次の写真では、ずらりと吊り下げて干してあるのが同じようなものに見える



こも材料か 夫人背負子1

夫人の背中の背負子のような木の箱のような

今ではもう見ることの無い道具が懐かしく感じる

竹で編んだ手籠、厚手の前掛け、地下足袋のような履物、

どれもみな当時の生活を教えてくれている






こも編み

こも編み


大人も子供も同じようにこも編みの作業をする

以前紹介した写真は冬の作業の様であったが、この写真で夏のようで、

一年を通して、こも編みの仕事があったのかもしれない。


こも編み 手伝い1

暑い季節なので半袖にスカート、戸を開け放した土間のような所でもきちんと膝を折って作業している。

おかっぱ頭の、まだ小学生と思える子供たちも立派な働き手だったのかもしれない。





以前、こもを編む様子を紹介して

それ以上の写真やフィルムは出てこないだろうと思っていたが

夏の水害の時に実家から持ち出したアルバムの中の

沢山の小さな写真の中に見つけることが出来た。

まだ小さな子供立ちが、きちんと作業している様子に頭が下がる

以前紹介した「こも編み」は、「村の生活 冬」に掲載しています


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2022/11/07

昭和30年代初期の十三湖湖畔の風景など

昭和30年代初期の十三湖周辺




前潟の風景

十三湖岸風景 前潟1

よく見てみると遠くの、中央やや左に岩木山を確認できる。

また、大きな船がいることから橋が出来る前に写したものと思われる。



湖畔の風景

十三湖岸風景6b

前潟のようにも、また十三湖湖畔のようにもみえる。

風を防ぐための高い防風柵(かっちょ)と網を干してある風景。







十三湖 湖畔




十三湖岸風景5b

積み上げられた寄木(流木)と茅葺の浜小屋が並ぶ






十三湖岸風景4c

寄木(流木)と風に当てて干している網と、向こうに船の帆






十三湖岸風景7b

波打ち際ぎりぎりの、これも浜小屋だろうか・・・?

もしかしたら水が出た時のものか、さらには船の上に何か干しているのか・・・?






十三湖 湖畔の家族

十三湖岸風景8


仕事の合間のひと休みだろうか

柔らかそうな藁の上の大人が二人、赤ちゃんをおぶっていて、視線の先には

船の周りで中良さそうに遊ぶ子供たち





2022/08/13

旧盆の頃 十三の砂山おどり、船競争など


船競争の一コマ

船競争3


8月の大雨の後、床上浸水した実家の離れから、思いがけなく父の写真のアルバムが出てきて
その中に船競争らしいものも残っていた

これが本番なのか、本番に向けてのリハーサルなのかは定かでない
記憶にある船競争は、船と船との間が近く、もっと沢山の船が出ていたように思う

と言っても、大漁旗が風を切って走っている様子は見ていて気持ちがいい






船競争2


この写真も船競争の時とは言い切れないけれど

日の丸と大漁旗が船に取り付けられ、みなで輪になって、何やら盛り上がっている様子は

旧盆の祭りの賑やかさにつながる



船競争1

この写真も船競争の時は確信が持てないけれど

右上に見えている大漁旗と、一杯飲んで上機嫌の漁師さんとで

大漁旗のある風景というか、祭りの一コマとして記録することにした。



・・・・・・・・・・・・・・・


旧盆

お盆花笠1

普段は遊び着で思い切りよく、はしゃぎまわっているが、
お盆を迎えて浴衣を着せてもらうと、かしこまって大人しくできる。
頭の上に花笠を載せているのは、実は記憶になくて
たぶんお盆の時期に行われる村祭りが(十三の砂山祭り)あったからかもしれない



お盆花笠2

元々小柄で痩せていた母だが、この写真を見るとますます細く
もしかしたら病気入院をした翌年当たりの写真かも・・?

旧盆の時に着るのは浴衣の他に
オーガンジーのワンピースもあって、どこからそういう洋服を買っていたのか
毎年同じ洋服だったけれど、あの独特な服地の感触や
透けて見える華やかなパフスリーブの事はよく覚えていて懐かしい。

普段は砂をかき回して遊んでいるのに
妙に大人しく、神妙にしていたのがお盆の頃であった。




十三の砂山踊り2

十三の砂山おどり

旧盆の盆踊りは学校の校庭にやぐらを立てて
十三の砂山を歌いながら何重にも輪になって踊り続けたものだった。
街から祭り目当てに遊びに来る従兄弟がいたが
踊りの輪に入ってそのまま夜中の最後まで踊り続けるのがいつものことだった。

この写真は村祭りの時ではなく
観光客向けか、あるいはマスコミに頼まれての盆踊りだと思う。
場所は日本海の砂浜で遠くに権現崎が観えている。

十三の砂山祭りは盆踊りの他に
流し踊りや神輿担ぎ、それぞれの船に大漁旗をつけての船競争もあってたいそう賑やかだった。





2022/04/30

ふくべ網 エリと子供たち 

ふくべ網
ふくべ網2b

浅い湖に仕掛ける「ふくべ網」
ワカサギやハゼなどの小魚やボラやウグイの幼魚もよくかかる。
小さな魚は佃煮にして食べることも多く
その中にうんと小さなエビやカニが混じっていることもあって面白かった。



ふくべ網1b

水が少ない時は、本当にこんな感じで歩いて仕掛けたふくべ網へ行くことができる。
また、岸から遠いと深くて、獲れる魚も大きいのがあったのかも~♪






えりと子供たち2

これは家族写真の中の一枚で、ふくべ網を楽しんでいる様子が分かる一枚
遊び慣れた場所でも、ちゃんと大人の人がついていて、大丈夫。






写真についていた父のメモ

えりと子供たち2メモ

エリという言葉を知らなくて、ずっと「ふくべ網」で通していた。
エリ網漁のエリは(魞網漁)であるらしい。


何故かメモの右の部分が欠けていて、それでもだいたいのことは分かる♪
特に最後の2行は
「夏期間は子供たちの天国で しじみ貝をとったり
小魚を撮ったり一日中水につかって遊びます」
この部分だけはよく覚えている(^^)/



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ふくべ網は漁師さんと浜の仕事のカテゴリで、
3枚目は家族写真の一枚で、迷ったのですが、両方一緒の村の生活に入れました。
ボラ漁の写真を整理・修正していて、まだもうちょっとかかりそうなので
ホッと和む、子供も一緒の写真を紹介することにしました。

2022/02/20

消防団の放水など

村の消防団 3

夏 十三湖 湖畔



消防2






消防1


父のネガや写真の中で消防団に関するものは冬が多くて
冬以外ではこの2枚だけだった
白黒写真なので季節の特定もなかなか難しいが
子供が半袖シャツを着ていることから夏の頃と判断した。

もしかしたら、だけれど
旧盆の頃に行われる夏祭りの一環として子の放水なども行われたかもしれない
これも想像の範囲内のことなので
いつかこの当時の事を知っている人の話が聞けたら
また新しい事実が分かるかも~~♪