2022/10/23

十三湖湖畔の茅葺民家と、積み上げられた流木など


茅葺民家


茅葺民家1

昭和30年代初めの頃と思われる

茅葺の民家と、周囲には芝や集めた寄り木(流木)らしいものも確認できる




茅葺民家出稼ぎ村

陸に上げた船の様子から 浜に近い家と分かる





茅葺民家 寄木積み上げ1b

民家の周囲に積み上げられた木の数々

奥の方に丸太を積み上げたようなものも見えるが

多くは集めた流木だったり、あるいは廃材などもあるようで

様々な木を暖房や炊事に使っていたと思われる。


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この流木のような木の山を見ると

2月に掲載した「流木を集める」のニコニコ顔の叔父さんを思い出す♪





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2022/09/24

冬の支度、わら布団を作る婦人


わら布団

わら布団作り 1

わら布団を作る



アルバムの写真を整理していて見つけた一枚

たった一枚の写真から、当時の生活の様子を想像することができる。

わら布団の手前や周囲はきれいに映っているけれど

作業している婦人には動きがあって、薄暗い所でせっせと作業しているのが分かる。

後ろには漬物樽と、これから漬け込むのか風を当てて少し水分を抜いたような白菜が3つ。

その横には荒縄の大きな束がある

これだけの量の荒縄は、もしかしたら冬囲いや高いかっちょに使うのかもしれない。

夫人の着ている絣のモンペや胴着のようなものは

少しふっくらと見えていて、綿入りの暖かいものだろうか・・・

頭にかぶってるのは三角巾か風呂敷のような物。

わらを扱うと細かくちぎれたものや穂先の部分が首のあたりに入って、チクチクする。

わらの部分を見ると柔らかく叩いた後のように見えるので

布団に詰める作業は、飛び散る細かいわらが着ているものの中にも入ってきそうである。

わら布団の下にはむしろを敷いてあるように見える。

もしかしたら土間とか、作業小屋にむしろを敷いて布団を作っているのかもしれない。

全部が想像の範囲だけれど、一枚の写真が時を超えて教えてくれるものは大きい。






2022/09/01

村童・・・きのこ採り、散歩、水辺の遊びなど

きのこ採りの童女

村の童女1

村童

村はずれの松林の中から突然飛び出してきた二人の童女

きのこ採りらしく、カメラを向けたら一人はこんな姿勢をして

動かなくなってしまった。


昭和35年 11月中旬 津軽半島市浦村にて
ウィンザー35 カラーシグマー 50ミリ F35
ネオパンF、絞8、 100分の1秒 フィルターなし D76

(写真裏の父のメモより)

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秋のきのこ採りは楽しみの一つで
今でもシメジ類やハツタケ、イクジ、サモダシ(ナラタケ)などが良く採れる
子供だけで松林に入るのは普通のことで
私たち姉妹も同じようにきのこ採りに出かけていた。


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明神沼近くを歩く子供たち

村の童女2

景色から明神沼の近くのような気がする

十三湖と日本海の間の前潟よりもさらに奥の明神沼へ行く道

よくよく見ると真っすぐ向こう、鳥居のすぐ右側にうっすらと岩木山が見える。

みんなで遊んで、一緒に村へ帰る途中なのかも・・・

赤ちゃんをおんぶしている女の子、

当時は皆同じように小さい子の面倒を見るのが当たり前だった。

明るい笑顔が素敵な子供たち。



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十三潟 ふくべ網の側で遊ぶ子供たち


村の童女3


大きな子と小さな子

大きな子が小さな子供を見ていて、みなで同じ時間を過ごす

大人たちが忙しく働いていても

大きな子が小さな子の面倒を見ていれば安心できる

そういうのが当たり前だったころ