2023/03/20

父とバイク 伯父さんのオートバイ

父とバイク

父バイクb


父がバイクを走らせている

場所は学校から湖畔の我が家へ来る途中


父バイク


右側に見えている大きな屋根が小中学校

奥に見えているのは集落で

学校から我が家までは車というよりはリヤカーが通れるくらいの道しかなかった。

それにしてもニコニコと嬉しそうな父の顔

父バイク1b

おそらくバイクを手に入れてすぐの頃

雪道を走っているというよりは足は雪についていて

母にシャッターを押してもらっている様子♪

父バイク2

玄関わきの小屋がバイクの置き場所になっていたらしい

ヤギ小屋も、玄関先の犬小屋もなつかしい。

父バイク2


父のバイクは代を変えながら

父の移動手段として長く乗り継いでいたように記憶している

湖畔の家を出て隣村にいた一年間は、バイクに乗って行ったり来たり

その頃には最初のよりももう少しだけ大きなバイクなっていたように思う。

時には母を後ろに乗せて隣村を往復していて

海岸沿いで天気の良くなかった時は大変だっただろうと想像する。

母も大変だったとは思うけど

車酔いが酷かった母は、むしろバイクの後ろの方が気持ちいいと笑っていた。



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母の兄とオートバイ

青森 おじちゃん

青森市に住んでいる伯父がオートバイに乗ってやってきた♪

父がバイクを持つずいぶん前の事だと思う

青森県内でもまだオートバイに乗る人は少なかった時代の事らしい。

青森市から十三湖迄オートバイを飛ばしてやってきた

背がスラっと高くてダンディで、そしてとても優しい伯父さんだった♪

伯父とオートバイの記憶はこの写真一枚だけ。

周りの景色を観るとヤマセで白波が立っている十三湖

春か秋か、どちらにしても寒い中、

オートバイを飛ばしてやってきたカッコいい伯父さんが懐かしい♪






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2022/12/20

どろご(ハゼ)とカレイは冬のおやつ

「どろご」と「カレイ」は冬のおやつ♪

ドロゴとカレイ1

「どろご」はハゼのことをいう。

そこそこの大きさのハゼは「どろご」で、小さいものは「かちか」というが

どっちもハゼで間違いない筈。写真は、どろごを網から外している父。

小魚を獲る時は「ふくべ網」を使うことが多いが

写真の網をよく見ると、網目は細かいけれどふくべ網よりは大型で

刺し網の漁だったかもしれない。



ドロゴとカレイ2

どろごを干している母

どろご(ハゼ)は天ぷらにすると美味しいが、獲れすぎた時は保存食にする

干しあがったものは炙っておやつにしたり、煮物などの出汁にも使っていたと思う。




ドロゴとカレイ2b

大根を洗って冬の漬物の準備をしている母

その上にずらりと並んでいるのは針金に通して乾燥させている「どろご」のように見える。

よく見ると右と左で干しているものが違うようにも感じるが

左半分は「どろご」の腹の白い部分が分かるので間違いない(^^)/





ドロゴとカレイ4

正月が近くなって障子の張替えをしている

その上に干してあるのはカレイ


ドロゴとカレイ3


カレイは生のままで大きなものは頭とはらわたを取り、小さなものは、はらわただけを抜いて干してある

秋のうちは外で風に当て、雪が来たらストーブのある部屋に入れてカラカラに乾燥させる


ドロゴとカレイ5


ミシンを踏む母とそれを見ている子供、上にはカレイが~~♪


ドロゴとカレイ6

乾燥したカレイは良いおやつになる♪

専用と言って良いくらいの手ごろな大きさの石が家にあって

その上にカチカチに乾燥したカレイを載せ、金づちで叩く

子供が自力で叩いて柔らかくして食べられるのは小さなカレイで

大きめのカレイは、もしかしたら生干しで焼いて食べたのかもしれない♪

叩いて柔らかくしたカレイの身をむしって食べるのは美味しかった

美味しいから食べたくて、だから叩く子もむしる子も真剣な顔になる(*^^)v



※ カレイコ焼いで・・・の歌のこと等「冬のおやつ」の中でHPに紹介しています♪




2022/03/21

ストーブの上で焼く鮭の頭


ストーブの上の鮭の頭

鮭の頭焼き1b

先日の「母と一緒にお団子を作る」の中で
ストーブの上で焼いて食べる様々なものを上げたが
写真に残っているのは僅かで、ジャガイモが一番多く、魚は殆ど無かった

その中で、この一枚というものが鮭の頭である
二つに割った頭を焼き網にドンと載せて焼きあがるのを待つ♪
獲りたての新鮮なものというよりも、生干しにしたものかもしれない

母と鮭の記憶では普通に焼いて食べるほか
鮭の飯鮨、鮭のあらとキノコやサツマイモを合わせて甘辛く煮るネリコミなどがある
鮭のあらの中では胃袋(津軽弁でチュウ)が私の好物で、
あのプリプリ・ボリボリの食感が懐かしい♪

鮭の記憶として面白いのは大きなものが獲れると
全部をさばいた後に尾を切り落とし、台所のガラス窓に貼るというものだった
これだけの大物が獲れたのだという喜びや、
もしかしたら外からも見えるので母が自慢したかったのかもしれない。


ストーブで焼いて食べるものは、他にもあるかもと探していたら
家族以外の写真の中に意外なものを見つけた
同じく鮭の頭を焼いている様子だけれど、お客様がいる。

ほか数枚の写真を照らし合わせると正月の来客らしい。

鮭の頭 正月客2



父の若い頃からの友人がストーブの側に座り、
テーブルにはお銚子や杯、ごちそうの小鉢が並んでいる
そしてストーブの上にはヤカンと、その隣に、ブリキのボールが伏せてある・・・?

伏せたボールの端から見覚えのある持ち手が覗いていて・・・。


鮭の頭 正月客3

なんとこれも鮭の頭のようである。
鮭が何本か獲れた時は一度に食べないで、さばいて塩を振り外に干しておくこともあった
また、風呂場の煙突の側に吊り下げて燻製のようにしたことも。
そうして出来た鮭の頭を香ばしく焼き上げると
美味しい酒の肴にもなったのだと思う。



父と友人は明るく楽しいお酒で、私たちも側で遊んでいる
手に持っているオモチャは、お客様が持ってきてくれたお土産だったのかもしれない。

1枚目のストーブと鮭の頭の写真に写っているのは普段着を着ていて
次の2枚の写真ではちょっとだけおしゃれな服を着ている

正月のお客様。ストーブと鮭の頭、なんだか楽しい♪



2022/01/01

 楽しい餅つき

湖畔の生活 冬 16


楽しい餅つきは父の手を借りて、お姉ちゃんが、よいしょ~♪




湖畔の生活 冬 16b

上の姉は力持ち^^ 一人で、よいしょー!!





餅つき4

やっぱり 父の出番が殆ど♪
上手に合いの手を入れるのは母で呼吸もピッタリ




餅つき6

つきあがったところで、よいしょっと~~♪





餅つき2


家の中ではつきあがったお持ちでお供え作りと、のしもち作り
我が家は薄く延ばして切り餅にしていたが、後々、友人に聞いたところ
四角い切り餅よりも丸餅の方が多いとか
自分の家の切り餅しか知らずに育ったので、
どこの家もみな同じような切り餅だとばかり思いこんでいた(^^ゞ





餅つき9


臼も杵も近所の家から借りてきたもの
返しに行くのも橇に載せて、二人の姉の力強さよ~~(*^^)v





餅つき8


餅つきの翌日か翌々日には切りそろえた餅を缶に入れて保存
焼いてお雑煮や黄な粉餅で食べるのが楽しみだった。
2021/12/22

冬の遊びは、「まっこ飛び(乗り馬)」

冬の遊びは「まっこ飛び」

湖畔の生活 冬 12c

「まっこ飛び」は「馬乗り」ともいう。


体が温まる冬の遊びは「まっこ飛び」
人数が揃うと、じゃんけんで馬になる人、上に乗る人が決められ、

下に落ちないように次々に飛び跳ねて乗っていく
落ちたり、馬の形がくずれるとやり直し。





湖畔の生活 冬 12d


小さくて飛び跳ねるのが下手な子は
年長のお姉さんに助けて貰う事もある。
人数が沢山だと馬の数も乗り手も増えて、
長い長い「まっこ飛び」となる。






湖畔の生活 冬 12e


浜の仕事を終えた父がやってきて、ひょいと持ち上げてくれた♪
大きいお姉さんや活発な男の子のようにうまく飛べなくて
父や姉の手を借りることが多かった。


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ちょっと解説・・・津軽弁の特徴に、名詞などの最後に「こ」をつける事があげられる
馬は「まっこ」 子馬は「まっこのこっこ」 ( 馬っこ の 子っこ )

御飯を食べる時の茶碗は「ちゃわんこ」 味噌汁を入れる碗は「わんこ」
犬も「わんこ」と言うことがあるので、書いた文字だけを見ればごっちゃになりそうだが、
会話の中では不自由な事は何もない(^^)