2022/08/29

「旧盆の頃、十三の砂山おどり」に船競争を追加しました。



船競争3b


8月の大雨は実家のある十三湖でも浸水被害などがありました。

しじみ貝の浜小屋などもかなりの数が浸水したようです。

岩木川をはじめ沢山の川が十三湖の流れ込み、日本海へ出ていくので

それぞれの川から流された流木や、あるいはリンゴの落ち実も集まって来るようです。

驚いたのは大雨から3週間が過ぎても川の水は茶色

したがって十三湖も水戸口も、そこから出て日本海までもが未だに濁った茶色をしているのです。

元のきれいな水に戻るのはいつ頃になるのか・・・

片付けが進んでいる中、十三湖のしじみ漁も再開し、ようやくホッとしている状態。

実家では母屋は無事でしたが人の住んでいない離れが浸水

若い人たちが中心になって片付けを進めていたようです。

そして、片付けていく中で、父の写真のアルバムやフィルムが出てきました。

水に浸かった写真やフィルムなど全部を預かって、乾燥させてみましたが、

水に浸かるという事はカラーフィルムや写真を溶かすものだと初めて思い知らされた次第。

くっついてどうしようもないものは処分するしかなく残念なことでした。

それでも3冊の大きなアルバムが残されていて、それは無事。

32年前、父が亡くなった後、母から頼まれて作ったアルバム3冊が今になって

大切な資料となったのは不思議な巡り合わせのように感じます。


これからまたスキャナで取り込んで記録している作業が始まります。

その中から、もう残っていないと思っていた大漁旗を掲げた船と漁師さんの明るい笑顔を3枚

「旧盆の頃、十三の砂山おどり、船競争など」として追加しました。




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2022/08/13

旧盆の頃 十三の砂山おどり、船競争など


船競争の一コマ

船競争3


8月の大雨の後、床上浸水した実家の離れから、思いがけなく父の写真のアルバムが出てきて
その中に船競争らしいものも残っていた

これが本番なのか、本番に向けてのリハーサルなのかは定かでない
記憶にある船競争は、船と船との間が近く、もっと沢山の船が出ていたように思う

と言っても、大漁旗が風を切って走っている様子は見ていて気持ちがいい






船競争2


この写真も船競争の時とは言い切れないけれど

日の丸と大漁旗が船に取り付けられ、みなで輪になって、何やら盛り上がっている様子は

旧盆の祭りの賑やかさにつながる



船競争1

この写真も船競争の時は確信が持てないけれど

右上に見えている大漁旗と、一杯飲んで上機嫌の漁師さんとで

大漁旗のある風景というか、祭りの一コマとして記録することにした。



・・・・・・・・・・・・・・・


旧盆

お盆花笠1

普段は遊び着で思い切りよく、はしゃぎまわっているが、
お盆を迎えて浴衣を着せてもらうと、かしこまって大人しくできる。
頭の上に花笠を載せているのは、実は記憶になくて
たぶんお盆の時期に行われる村祭りが(十三の砂山祭り)あったからかもしれない



お盆花笠2

元々小柄で痩せていた母だが、この写真を見るとますます細く
もしかしたら病気入院をした翌年当たりの写真かも・・?

旧盆の時に着るのは浴衣の他に
オーガンジーのワンピースもあって、どこからそういう洋服を買っていたのか
毎年同じ洋服だったけれど、あの独特な服地の感触や
透けて見える華やかなパフスリーブの事はよく覚えていて懐かしい。

普段は砂をかき回して遊んでいるのに
妙に大人しく、神妙にしていたのがお盆の頃であった。




十三の砂山踊り2

十三の砂山おどり

旧盆の盆踊りは学校の校庭にやぐらを立てて
十三の砂山を歌いながら何重にも輪になって踊り続けたものだった。
街から祭り目当てに遊びに来る従兄弟がいたが
踊りの輪に入ってそのまま夜中の最後まで踊り続けるのがいつものことだった。

この写真は村祭りの時ではなく
観光客向けか、あるいはマスコミに頼まれての盆踊りだと思う。
場所は日本海の砂浜で遠くに権現崎が観えている。

十三の砂山祭りは盆踊りの他に
流し踊りや神輿担ぎ、それぞれの船に大漁旗をつけての船競争もあってたいそう賑やかだった。