2022/09/28

若い漁師さんの浜仕事 魚を外し、網を繕う (写真の追加あり)

帆掛け船の漁

船 帆掛け船1

船には帆が張られていて、漁の帰りのようである。

おそらく刺し網を引き上げて、浜に戻るまでの間に魚を外しているのだろう




若い漁師さんの浜仕事


浜仕事6 若い漁師さん

季節は夏だろうか

網にかかっているのはボラやウグイのように見える

魚を外しながら、絡み合っている網を解す作業も行う




浜仕事10 若い漁師さんb

若い漁師さんと、手前は手伝いをする子供

こんな風にして浜の仕事を覚えていく





浜仕事9 若い漁師さん

魚を外し、絡み合っている部分をほぐし

さらに破けている箇所はその場で繕う

若くても一人前の漁師さんの仕事をする、大したものだと思う。



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若い漁師さんの浜仕事

2枚目の写真の位置を変えて写したもの

漁師9  若い


若い漁師さんは手ぬぐいを上手にキュッと締めて

小さな子は顎の下に結んで、二人とも真剣な表情で網に取り組んでいる





朝の陽ざしを受けて

朝 網1

朝の陽ざしを受けて、逆光で写してきれいなシルエットになっている

映っている人を確認することはできないが

若い漁師さんのような気がして、この場所に掲載することにした。



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手札版よりも小さな写真を整理しながら、同じ時期に写したものがないか探してみた。

フィルムスキャナーから取り込んだものの中に

同じ時に位置を変えて写したものを見つけることができた。

シルエットの人物はどんな漁師さんか確認できないが

若い人のような気がする。
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2022/09/24

冬の支度、わら布団を作る婦人


わら布団

わら布団作り 1

わら布団を作る



アルバムの写真を整理していて見つけた一枚

たった一枚の写真から、当時の生活の様子を想像することができる。

わら布団の手前や周囲はきれいに映っているけれど

作業している婦人には動きがあって、薄暗い所でせっせと作業しているのが分かる。

後ろには漬物樽と、これから漬け込むのか風を当てて少し水分を抜いたような白菜が3つ。

その横には荒縄の大きな束がある

これだけの量の荒縄は、もしかしたら冬囲いや高いかっちょに使うのかもしれない。

夫人の着ている絣のモンペや胴着のようなものは

少しふっくらと見えていて、綿入りの暖かいものだろうか・・・

頭にかぶってるのは三角巾か風呂敷のような物。

わらを扱うと細かくちぎれたものや穂先の部分が首のあたりに入って、チクチクする。

わらの部分を見ると柔らかく叩いた後のように見えるので

布団に詰める作業は、飛び散る細かいわらが着ているものの中にも入ってきそうである。

わら布団の下にはむしろを敷いてあるように見える。

もしかしたら土間とか、作業小屋にむしろを敷いて布団を作っているのかもしれない。

全部が想像の範囲だけれど、一枚の写真が時を超えて教えてくれるものは大きい。






2022/09/14

「春の味覚 ワカサギ漁の家族」に写真を追加しました

「春の味覚 ワカサギ漁の家族」に写真を追加しました。

漁ワカサギ 婦人二人と3b

漁ワカサギ 婦人二人とb  漁ワカサギ 婦人二人と1c

今は実家に保存してあったアルバムを整理中

手札よりも小さいサイズの写真がかなりの数残っていた。

昔々のことでみなセピア色になっている

それが写真の持つ不思議な魅力のようにも感じて

セピア色のまま追加の写真として掲載することにしました。





2022/09/10

十三湖の詩情 しじみ採りの親子


じじみ採りの親子

しじみ漁3前潟c


十三潟の詩情

青森県西海岸の十三潟は、しじみ貝の宝庫といわれ
湖畔のいたるところで簡単に採取が出来ます。
村人たちは朝の食膳に、或いは夕食にと
好きなときに、すぐ家の裏の湖畔に行ってとってきます。
寫眞は其の時のスナップです
(ジョレンで採った貝をよりわけているところです)

昭和33年5月下旬寫す
ウィンザー35、F3.5 50mm
絞り5.6 100分の1秒 フィルターなし
ネオパンSS、 D76

組写真9枚中4

(父の写真のメモより)


組写真9枚とあるが、父のメモがある他の写真やネガは無かった。

その代わり、同じ時に写したような小さな写真が数枚

しじみ漁3前潟

後方に映っているのは十三の集落で
強い風を防ぐための高いかっちょ(木の囲い)や茅葺民家も見える



しじみ漁2前潟

集落や向こうに見える橋の景色から場所は前潟のようだ

十三潟や前潟、いたるところで簡単に採取出来るというのがよく分かる





しじみ漁3前潟b

ジョレンも小型で女性でも扱いやすそう

商売ではなく家庭でのおかずに採るのにちょうど良いのかもしれない

一枚目の写真。まだ小さな女の子が赤ちゃんをおんぶして、しじみ採りの様子を見ている

何処の家でも同じように小さい子をみていた。

写したのが5月下旬というとまだ肌寒さも残る時期

赤ちゃんをくるんでいる綿入りの「ねんねこ」が、温かそうにみえる。


2022/09/01

村童・・・きのこ採り、散歩、水辺の遊びなど

きのこ採りの童女

村の童女1

村童

村はずれの松林の中から突然飛び出してきた二人の童女

きのこ採りらしく、カメラを向けたら一人はこんな姿勢をして

動かなくなってしまった。


昭和35年 11月中旬 津軽半島市浦村にて
ウィンザー35 カラーシグマー 50ミリ F35
ネオパンF、絞8、 100分の1秒 フィルターなし D76

(写真裏の父のメモより)

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秋のきのこ採りは楽しみの一つで
今でもシメジ類やハツタケ、イクジ、サモダシ(ナラタケ)などが良く採れる
子供だけで松林に入るのは普通のことで
私たち姉妹も同じようにきのこ採りに出かけていた。


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明神沼近くを歩く子供たち

村の童女2

景色から明神沼の近くのような気がする

十三湖と日本海の間の前潟よりもさらに奥の明神沼へ行く道

よくよく見ると真っすぐ向こう、鳥居のすぐ右側にうっすらと岩木山が見える。

みんなで遊んで、一緒に村へ帰る途中なのかも・・・

赤ちゃんをおんぶしている女の子、

当時は皆同じように小さい子の面倒を見るのが当たり前だった。

明るい笑顔が素敵な子供たち。



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十三潟 ふくべ網の側で遊ぶ子供たち


村の童女3


大きな子と小さな子

大きな子が小さな子供を見ていて、みなで同じ時間を過ごす

大人たちが忙しく働いていても

大きな子が小さな子の面倒を見ていれば安心できる

そういうのが当たり前だったころ